投稿

11月, 2020の投稿を表示しています

ハンズオンセミナー胸腔ドレナージ

イメージ
 毎月恒例となっている医師対象の技術研修、院内ハンズオンセミナーが開催されました。 今回は胸腔穿刺/胸腔ドレナージです。緊張性気胸のように心臓を圧迫して循環に悪影響が出ているような緊急時は全ての医師ができる必要がありますよね! スタッフクラスの呼吸器外科医がインストラクターとなり、あんなことやこんなことまで直に指導してくれます。臨床医にとってこういう機会って実はなかなかないです。(高い受講料を払えばありますけど) 適切な感染対策を講じて、代わる代わるメスを入れます。 おっと古河電工の方も急遽駆けつけて 手際よくドレナージしてくれました!

重症症例が続きます

イメージ
最近は内因性疾患から外傷まで最重症例が立て続けに搬入されて来ます。 病院も満床続きで院内総力戦の様相。 この日も重症外傷により心肺停止となった方が救急外来に搬入されて来ました。 研修医が気道管理。 困難気道症例であったため即座に輪状甲状靭帯切開術を実施、さらに骨髄輸液路確保。 先日院内ハンズオンセミナーで習得した手技そのままです。 救急医はその間に左前側方開胸し、下行大動脈を遮断。血液を脳、心臓、肺などのある上半身に集中させます。 さらに心嚢を開けて心損傷/タンポナーデを否定しつつ、直接心臓を鷲づかみにして心マッサージします。 研修医も術野に参加し心マを交代したり出来ることを手伝っていました。 千葉ろうさい研修医は日々現場経験を重ね、ぐんぐん成長していきます。  

ICLSコース開催!

イメージ
先日のことですが、日本救急医学会 ICLS 千葉ろうさい病院コースが開催されました! ICLSは日本版二次救命コースです。 同じく救命処置を学ぶAHA(アメリカ心臓協会)のBLS/ACLSと違って 高額な認定料、更新料がかからず、BLS/ACLSのいいとこ取りのような位置付けですので、 医師看護師など専門職に人気があります。 想定を超える参加希望がありましたので、今後は年3回まで受講機会を増やすべく調整していくようです。 当院は内科専門研修の基幹施設ですので、内科専門医取得のために必須となるJMECCコース開催の足掛かりともなります。 それより何より目の前で倒れている患者さんへ 自信を持って高度な蘇生処置を施せるようになることに価値がありますよね!    

女医さん多いよ労災病院

イメージ
 見学に来た学生さんに研修医の女子率を聞かれることがありますが、例年だと一学年の半数弱程度の4-5人は女性研修医が就職されており、現在は1,2年目合わせて9人いらっしゃいます。女性が多いおかげか、研修室はきれいに保たれているような気がしますね。 写真は研修医一年目の松田先生が気管切開術を行っているところです。全然関係ないですけど、ガウン着てる女医さんってめちゃくちゃかっこいいですよね! 現場からは以上です。

整形外科モーニングレクチャー

イメージ
当院の整形外科は脊椎、関節、手の外、スポーツ、外傷、腫瘍に至るまでフルラインナップで専門家が揃う非常に充実した診療科です。 今朝は中島部長による、全ての臨床医に役立つ骨代謝のレクチャーがありました。 キーワードは、「70  80」 参加してない人には分かりません😎 予想を上回る盛況ぶりで、研修医だけでなく専攻医以上の各科医師も参加され、もっと大きなホールをセッティングすべきでした。 朝日が入る明るい雰囲気も手伝って、質問がたくさん出ていました! このように研修医のニーズに応じて、全国レベルで活躍する専門医によるモーニングレクチャーが頻繁に企画されます。 院内の教育資源を使い倒せる何とも贅沢な環境ですよね!  

産業医資格がとれます

イメージ
おっとなにやら 光ファイバーなど情報通信やエネルギー関連の革新的製品を研究開発する東証1部上場企業、古河電工の服を着た医師が院内を歩いています。 そうです、産業医実地研修中の臨床研修医ですね。 千葉ろうさい病院は全国で唯一、臨床研修中に産業医資格が取得できる研修病院です。 予防医学の重要性はますます高まる中で、医師の働き方も変わりつつあります。 それぞれのワークライフバランスもありますし、また各ライフステージにおいて、いざ産業医として働きたくなった時、臨床研修修了後ではなかなか産業医取得のための研修に充てる時間が取れません、、、 産業医資格を研修中に(しかも無料で!)取得できる事は、どの診療科に進むにしてもメリットが大きいですね!  

高気圧酸素治療

イメージ
 当院は高気圧酸素治療(HBO)の専門医、専門技師、治療機器2台を保有する全国でも有数のHBO学会認定施設です。 おや、酸素カプセルの中に誰かいますね。研修医がHBO治療を実際に体験しているようです。 それを元に(上級医の指導のもと)患者様へ説明し治療を実施し、効果を評価します。 減圧症だけでなく、一酸化炭素中毒や皮膚軟部組織感染症、突発性難聴、イレウスなど適応疾患は多く、その有用性を学ぶことができました! 当院で臨床研修をすると、認定施設で2年間実務経験したことになり、必要に応じて基本領域専門医取得と同時に高気圧医学専門医も申請できますね!